2014年4月13日日曜日

Linux:オンラインバンキング動作確認(勝手に) [個人/法人]

WindowsからLinuxに乗り換えて使えなくなった(※1)サービスの一つが
「Moneylook」という、銀行・証券口座のアカウントアグリケーションサービスです。
ちょっと不便になりましたが、そもそもアカウントあグリケーションという仕組み自体、
セキュリティ上不安な部分もあったので、この際これはあきらめるものとします。

さて、日本のオンラインバンキングの殆どでは、ホームページ上の記載を見ると
「推奨環境」「動作環境」にLinuxが入っていません。

これは、「Linuxだと正常に動かない事が確認された」からわざわざ外しているわけではなく、
シェアが低すぎるOSの動作確認の手間を惜しんでいるだけだと思われます。

実際のところ、個人/法人問わず、少なくとも表面上は、Linuxでもオンラインバンキングを正常に利用できる銀行が多いです(※2)。私は複数の銀行で利用しています。
表面上は、と書いたのは、もしかしたら、一部のセキュリティ保護等が有効になっていないかもしれないからです。多分大丈夫なのだと思いますが、目で見てもわからないので。

 注意点があります。2014年4月現在の制度では、個人のインターネットバンキングにおいて、マルウェアや不正ログインによる被害が発生した場合には、被害者を救済する措置が設けられています。
(法人は対象外です)。

全銀協ニュース:「預金等の不正な払戻しへの対応」について

https://www.zenginkyo.or.jp/news/2008/02/19160000.html

銀行に過失がなくても、利用者が無過失であれば全額、利用者に過失がある場合はその度合いに応じて補償を受けられます。

銀行が明記している「推奨環境」「動作環境」にあてはまらないLinuxでオンラインバンキングを利用していて被害に遭った場合、それが「過失」にあたるか、あたるならどの程度になるのか、そのあたりは不明です。


※1:ログインは可能、最後に取得した残高も見れますが、更新や銀行口座への自動ログインは不可。WINEでもうまく動きませんでした。

※2:法人のインターネットバンキングの一部では、セキュリティ強化の一貫としてクライアント証明書方式のログイン認証を導入しています。多くの場合これを利用するかどうかは利用者が選択できますが、一部の銀行は全顧客一律での強制導入になっています。「電子証明書方式」必須の場合、Linux環境での利用は不可と考えて良いと思います。

法人がパソコンやインターネットを使って銀行口座の照会・資金移動を利用する形態、WEBベースではなく専用ソフトを使う場合があります(Valuxサービス等)。こちらはLinuxでは無理のようです。

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